[解説]
北アイルランド紛争から30年、因縁の過去を持つふたりの男性がテレビで対談をすることに…。極度の緊張感と、それを破るギャグのセンスも痛快な人間ドラマ。名優ふたりの演技合戦も見ごたえ充分。サンダンス映画祭監督賞受賞作。
[あらすじ]
1975年、北アイルランドのラーガン。市民戦争のさなか、激しい憤りを覚え、アイデンティティを主張する16歳の少年アリスター・リトルは、報復とIRAへの警告としてカトリック教徒の男を殺害する。一方、被害者の弟ジョー・グリフィンはこの惨劇を目撃してしまう。アリスターは服役し、30年後、テレビ局が被害者と加害者を同席させようと画策する。ジョーは、生放送の現場でアリスターにナイフを突き立てようと咄嗟に思い付くが、アリスター自身も過去の記憶に苦しみ続けていた。ふたりは自分たちの間に残る深い葛藤に向き合うため、すでに廃墟となった殺害現場を訪れる。

