[解説]
イラク北部クルド地域の郵便配達夫バルダーは、武装ゲリラのリーダーに「生まれてくる子どもの産声を録音して届けてくれ」と頼まれ、彼の家族が住む山村をめざす。クルド版の『山の郵便配達』ならぬ「山のボイスメッセージ配達」。カンヌ国際映画祭批評家週間出品。
[あらすじ]
マム・バルダーは、伝聞を記録したり手紙を配達する郵便配達夫として長年務め、イラク領クルディスタンの山村を移動してきた。ある日、ゲリラの指導者が、生まれてくる子供の産声を録音してきてほしいとマムに頼み込む。しかし彼が指導者の村を訪れると、子供たちと妊娠中の妻は遠く離れた渓谷へ避難したあとだと知らされる。マムはすぐに渓谷へと向かう。
