[解説]
人里離れた家で起きた事件を現場検証する警察官たち、そして供述を行う容疑者とのやりとりから、凄惨な事実が浮かび上がる…。ブラックなユーモアを包含しつつ、全編をアルコールとカオスが支配する犯罪心理ドラマ。
[あらすじ]
1978年秋。ひとりの旅人がポーランドの片田舎にある農家に偶然立ち寄り、一夜を過ごす。彼はもてなしてくれた夫婦(ジャバスとその妻)とすぐに意気投合するが、その夜に悲劇が起こってしまう。4年後、戒厳令下の共産国ポーランドにおいて、警察の捜査班がその事件の謎を解決しようとする。ムルズ警部補は、真実を明らかにすることは上司たちにとってどうでもいいことなのだと気付く。彼らは別の犯罪を隠蔽しようとしているのだから。

