[解説]
1942年のアレキサンドリア。18歳の演劇青年ヤヒヤは悪友たちと共に演劇と音楽に没頭する日々を送るが、世界大戦の波はエジプトにも及び…。シャヒーン監督の自伝的4部作(アレキサンドリア・シリーズ)の第1作。
[あらすじ]
第二次世界大戦が引き起こした貧困、死、苦しみにあえぐエジプトを舞台に、ヤヒヤという10代の少年を描く。彼はハリウッド映画に魅せられ、戦争の重圧から免れるために、豊かなファンタジーの世界へと逃れる。因習とタブーに挑戦するユーセフ・シャヒーンはこのアレキサンドリア4部作の第1章で、ユダヤ人女性とイスラム教徒の活動家という異教徒間の恋愛と、さらにはヤヒヤの裕福な叔父とイギリス出身のゲイの兵士との同性愛を描く。

