2009.10.18
[イベントレポート]
コンペティション部門『台北に舞う雪』監督、キャスト勢揃い!:10/18(日)記者会見
コンペティション部門『台北に舞う雪』記者会見にフォ・ジェンチイ監督、出演のチェン・ボーリンさん、トン・ヤオさん、トニー・ヤンさん、モー・ズーイーさんが登場しました。
本作は、日本人の脚本家の作品を『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督が映画化。台湾を舞台に、せつなくも美しく生きる若者たちの描くラブ・ストーリー。
「脚本に感動して、映画で表現したいと思いました。今回台湾でオールロケを行いましたが、同じ中華人ですので、言葉も共通、食べるものも同じ。なんら変わりはありませんでした。キャストとスタッフの息の合った呼吸で、この映画は非常にいいチームワークでスムーズに撮影することができました」と、作品への思いを語るフォ・ジェンチイ監督。
主演のチェン・ボーリンさんは、「今まで僕が一緒に仕事をした監督の中で、一番優しい監督」とフォ・ジェンチイ監督を絶賛! 「撮影が終わるまで、一度も声を荒げることはありませんでした。スタッフが何か間違ったことをしても、“大丈夫、もう1回やろう”と言ってくれる。僕が演じたモオという青年は、たぶん若いときの監督自身なんじゃないかな(笑)」
続いて、トン・ヤオさん。監督からの演出は“演じないこと”だったそうです。「私の演じたメイは、失踪する歌手なので、自分なりに個性的な人物像を作り上げようと考えて、撮影に臨みました。でも監督からは、“もっと自然で、そのままの素のような人物がいい。そのほうがリアリティがあって感動させる力がある”と言われました。なので、演じるというよりも、むしろ私自身に近い部分を引き出して演じました。私はまだデビューして間もないですが、素晴らしい監督とご一緒できました。また監督とお仕事したいと思います」
トニー・ヤンさんが演じたのは、トン・ヤオさん演じるメイが思いを寄せる音楽プロデューサー。「彼は音楽に関しては完璧なんですが、性格は陰鬱で少しダルい感じの男性。普段の僕は明るいタイプなので、実はちょっとつらかったんです。この役のために撮影現場では、なるべくみんなから離れたところにいました。彼らが楽しく話をしていても、僕はそれに染まらないようにしていました。クランクアップしたとき、みんなでお酒を飲んだのですが、そのときやっとずっと我慢していたものが爆発して発散できました(笑)」
失踪したメイの行方を追う芸能記者ジャックを演じたモー・ズーイーさん。
「台湾では僕たちと芸能記者は微妙な関係にあります。記者をやっている僕の友人にどんな気持ちでスキャンダルを追いかけるのか聞いてみました。彼らは、自分の気持ちよりも、ニュースとしての価値があるものを報道したい。でもやはり、矛盾した気持ちがあるということを聞き、役作りにとても参考になりました」
監督は、「僕は父親のような気持ちで彼らを見ていましたが、それでも監督として彼らにやってもらわないといけないことはあった。例えばチェン・ボーリンが劇中、唐辛子を食べる競争をするシーンがあるんですが、本物の唐辛子です。でも、アップで撮ったり引きで撮ったりと、何度も何度も唐辛子を食べてもらわないといけませんでした(笑)」っと、息子のように慕うチェン・ボーリンさんに申し訳なかった様子。
最後に、司会者から日本語でのPRを求められたチェン・ボーリンさんは、「みんな北京語なのに1人だけ恥ずかしいなぁ。『台北に舞う雪』是非観て下さい!」と流暢な日本語を披露してくれました。
本作は、日本人の脚本家の作品を『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督が映画化。台湾を舞台に、せつなくも美しく生きる若者たちの描くラブ・ストーリー。
「脚本に感動して、映画で表現したいと思いました。今回台湾でオールロケを行いましたが、同じ中華人ですので、言葉も共通、食べるものも同じ。なんら変わりはありませんでした。キャストとスタッフの息の合った呼吸で、この映画は非常にいいチームワークでスムーズに撮影することができました」と、作品への思いを語るフォ・ジェンチイ監督。
主演のチェン・ボーリンさんは、「今まで僕が一緒に仕事をした監督の中で、一番優しい監督」とフォ・ジェンチイ監督を絶賛! 「撮影が終わるまで、一度も声を荒げることはありませんでした。スタッフが何か間違ったことをしても、“大丈夫、もう1回やろう”と言ってくれる。僕が演じたモオという青年は、たぶん若いときの監督自身なんじゃないかな(笑)」
続いて、トン・ヤオさん。監督からの演出は“演じないこと”だったそうです。「私の演じたメイは、失踪する歌手なので、自分なりに個性的な人物像を作り上げようと考えて、撮影に臨みました。でも監督からは、“もっと自然で、そのままの素のような人物がいい。そのほうがリアリティがあって感動させる力がある”と言われました。なので、演じるというよりも、むしろ私自身に近い部分を引き出して演じました。私はまだデビューして間もないですが、素晴らしい監督とご一緒できました。また監督とお仕事したいと思います」
トニー・ヤンさんが演じたのは、トン・ヤオさん演じるメイが思いを寄せる音楽プロデューサー。「彼は音楽に関しては完璧なんですが、性格は陰鬱で少しダルい感じの男性。普段の僕は明るいタイプなので、実はちょっとつらかったんです。この役のために撮影現場では、なるべくみんなから離れたところにいました。彼らが楽しく話をしていても、僕はそれに染まらないようにしていました。クランクアップしたとき、みんなでお酒を飲んだのですが、そのときやっとずっと我慢していたものが爆発して発散できました(笑)」
失踪したメイの行方を追う芸能記者ジャックを演じたモー・ズーイーさん。
「台湾では僕たちと芸能記者は微妙な関係にあります。記者をやっている僕の友人にどんな気持ちでスキャンダルを追いかけるのか聞いてみました。彼らは、自分の気持ちよりも、ニュースとしての価値があるものを報道したい。でもやはり、矛盾した気持ちがあるということを聞き、役作りにとても参考になりました」
監督は、「僕は父親のような気持ちで彼らを見ていましたが、それでも監督として彼らにやってもらわないといけないことはあった。例えばチェン・ボーリンが劇中、唐辛子を食べる競争をするシーンがあるんですが、本物の唐辛子です。でも、アップで撮ったり引きで撮ったりと、何度も何度も唐辛子を食べてもらわないといけませんでした(笑)」っと、息子のように慕うチェン・ボーリンさんに申し訳なかった様子。
最後に、司会者から日本語でのPRを求められたチェン・ボーリンさんは、「みんな北京語なのに1人だけ恥ずかしいなぁ。『台北に舞う雪』是非観て下さい!」と流暢な日本語を披露してくれました。