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2009.10.19
[イベントレポート]
親日家!アジアの風部門『ベスト・オブ・タイムズ』ヨンユット監督のQ&A:10/19日(月)

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世代の違う老若2つのカップルの淡い恋を描いたアジアの風部門『ベスト・オブ・タイムズ』。今作の上映後にヨンユット・トンコントーン監督が登壇してのQ&Aが行われました。タイのオカマのバレーボールチームを描いたコメディ『アタック・ナンバーハーフ』で一躍有名になったヨンユット監督の人気を現すかのように、会場は平日にもかかわらず多くの観客の方で賑わいました。


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挨拶の後、監督はこの作品の着想のきっかけを、
「映画のワークショップのクラスを担当した時の生徒が制作した、熟年カップルの恋を描いた短編映画をもとにしました。そして仲間たちと3人のチームを組み、若いカップルの話も取り入れて作りました。」と語り、また「気づいてもらえると嬉しいのですが・・・。」と作品の中に「記憶」にまつわるメッセージも込めている事も明かしてくださいました。


「タイでは脚本家不足の問題があるようですが」という質問に、「タイにおける脚本家不足というのは確かに問題でして、脚本を書いたとしても作品に投影するのが難しかったり、様々な問題があります。
でも、私は幸運なことに、私のことをよく分かってくれて、尊敬してくれて頼れるスタッフがいるのですが、残念ながら妻ではないんですが(笑)、妻のような役割をしてくれる人がいます。
彼女は非常にすぐれた人なのでフルタイムの脚本家として私のところに雇ったのですが、おそらくタイでフルタイムで働く脚本家は彼女だけだと思います。」とコメント。

また、日本のアニメや映画、ドラマに詳しい親日家の監督からは「タイでは、ここ3年ぐらいで日本映画が多く配給されるようになっており、現在『ROOKIES』が公開中で、『おくりびと』もこの前公開していましたよ。」とタイで日本映画を見る機会が増えた事を笑顔で語っていらっしゃいました。

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アニメのTシャツを着たヨンユット監督


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