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2009.10.20
[イベントレポート]
200人でスプーンを曲げた!! 『曲がれ!スプーン』完成披露公開記者会見:10/20(火)


後ろにいる不思議な物体の正体は?


本気で超常現象の存在を信じているバラエティ番組のAD(アシスタント・ディレクター)桜井米(さくらい よね)。
日々の作業に疲れつつも、自分の仕事に誇りを持って頑張っている。
そんななか、番組の企画で、日本全国にエスパーや超常現象を探すことになったが、行けども行けどもインチキばかり。心が折れそうになる米が、クリスマス・イブの夜、最後の取材場所として向かったのは、その名も怪しい”カフェ・ド・念力”
店に集まった男達は、確かに超能力を持っているのだが・・・。

劇団「ヨーロッパ企画」の最高傑作の戯曲『冬のユリゲラー』を、本広克行監督、長澤まさみ主演で映画化した『曲がれ!スプーン』。
本作の完成披露を記念して、六本木ヒルズアリーナで公開記者会見が行われました。
壇上にはグリーンカーペットも注目を集めていた長澤まさみさんに加えて、本広監督、原作・脚本の上田誠さんと”最弱のエスパー軍団”を演じた劇団系俳優7人が勢揃い。



フジテレビ系「とくダネ!」でおなじみの笠井信輔アナウンサーの進行で、撮影時の思い出や、「もし超能力を持てるとしたら」というトークが展開されるも、味はあるものの別の方向に光ってしまっているエスパー軍団のお蔭で、記者会見場は、微妙な雰囲気に。
さらには、ステージ後方の設置された巨大スプーンが、気がつくと曲がっていたという仕掛けも、若干空回り。
よからぬ雰囲気のまま、記者会見は進行し、ステージ上でのフォトセッションも終了。
今度は、客席のファンを背景にした絵作りのために、監督・キャストが一旦舞台裏に下がります。

  
スプーンも曲がるには曲がったんですが・・・


しかし、この記者会見の本当の狙いはここからだったのでした。

「準備の間、大型モニターのプロモーション映像をご覧下さい」と笠井アナに促されて、観客が視線を移した先に表示されていたのは、「銀色の全身タイツを着てください」という指示。
さっきまでの普通のお客さんが集まっていたアリーナをスプーン人間で埋め尽くそう、しかも長澤さんたちにはサプライズで、という演出なのでした。
はじめは戸惑っていたお客さんも、意図を理解するや進んで銀色のタイツを見にまとい、スタッフの指示に従い、綺麗に整列。
この間、楽屋の長澤さんたちにばれてはいけないと、作業の指示は無言で行うという徹底ぶり。

そうして、何も知らされていないキャスト・スタッフが楽屋から出てきたとき、目の前に広がるのは、銀色モジモジ君軍団!ではなく人間スプーン軍団。
一瞬、素でビックリするも、すぐに大笑い。つられて人間スプーン軍団、取材陣、スタッフ、周りのギャラリーも一緒に大笑い。六本木ヒルズがこの日一番の笑い声で包まれます。


素で驚く長澤さん


身を張って協力してくれたファンの方々に、監督も長澤さんも、何度も「ありがとうございます」と繰り返す感激ぶり。
そして、「曲がれ!」という長澤さんのかけ声にあわせて、200人のスプーン人間がグググと曲がり、記念撮影は大成功。



一見、馬鹿馬鹿しいシチュエーションが、みんなで心を合わせることで、最後は大団円。
これって何かの映画のストーリーに似ているような気がするのですが・・・・。
『曲がれ!スプーン』11月21日全国東宝系にてロードショー公開されます。ぜひ、劇場でお楽しみください。

『曲がれ!スプーン』
→作品詳細

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