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2009.10.25
[イベントレポート]
東京 サクラ グランプリ受賞作品上映『イースタン・プレイ』:10/25(日)舞台挨拶

最終日となった25(日)。映画祭を締めくくるエンディング・プログラム「東京 サクラ グランプリ」受賞作品、『イースタン・プレイ』の上映がTOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて行われました。上映前には、記者会見を終えたばかりのカメン・カレフ監督、プロデューサーを務めたステファン・ピリョフさんが、スクリーンに駆けつけてくれました。

カメン・カレフ監督はまず、「アリガトウゴザイマス、コンニチワ」と日本語で挨拶。
「今回グランプリを大変うれしく思います。この素晴らしい東京という街で、権威ある審査委員の方々からこの賞をいただいたというは、私の人生の中で、もっとも記念すべき瞬間でした。我々の祖国ブルガリアから遠く離れた日本で、この映画を通して我々の抱えている現実をほんの一部でもご覧いただけることを嬉しく思います」
カメン・カレフ監督


続いて、ステファン・ピリョフさんも「私もグランプリをいただき、本当に嬉しく、そして興奮しています、ありがとうございます」とコメント。
ステファン・ピリョフ プロデューサー


「審査員に評価された点は、どんなところだと思いますか?」という司会者からの質問に、今回、最優秀監督賞も受賞したカメン・カレフ監督は、
「審査委員長のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督から、“この映画は、真実を突いている”という言葉をいただきました。それはまさに私たちが目的としていたことなのです。フリスト・フリストフの生き方、そして彼の人生の考え方を、この映画で現実的に描きたいと思っていましたので、イニャリトゥ監督にそう言っていただき、本当にうれしく思います」

映画では、日本人にとっては、普段あまり親しみのない国、ブルガリアの問題を身近に感じることができます。

「この映画をきっかけに、ブルガリアに興味をもっていただき、より知ってもらえればいいと思います。ブルガリアは、ブルガリア・ヨーグルトだけではありません(笑)。ほかにも私たちの国にはいろいろあります。大相撲の琴欧州関は、我々の国を代表して、親善大使として活躍してくれています。琴欧州関も本日こちらに来たいと言ってくれたんですが、残念ながら、稽古中なので出席はできませんでしたが」

「この映画が、私のメッセージです。ご覧いただき楽しんでもらいたいです」

ステファン・ピリョフさん
「私からは、もう1度お礼を申し上げます。本当にありがとうございました」

と、何度もお辞儀をしながら、劇場をあとにしました。


『イースタン・プレイ』は、東京 サクラ グランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞を受賞しました。
本年度受賞結果発表ページにてご確認ください。

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