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2009.10.24
[活動/取り組み]
日常のささいなことから環境を考えよう! J-WAVE SPECIAL 「TIFF Earth Conference supported by TOYOTA」:10/23(金)@TIFFpark
10月23日(金)、TIFFparkにて、J-WAVE SPECIAL 「TIFF Earth Conference supported by TOYOTA」が行われました。
会場には大勢の皆さんにお集まりいただきました!

第1部では、環境をテーマに、『オーシャンズ』について、“生物多様性”についてのトークショーが開催され、第2部ではポップオペラ界の貴公子、藤澤ノリマサさんのPREMIUM LIVEが会場を盛り上げました!

第1部、「ソトコト」編集長 小黒一三さん、女優であり、NPO法人 アクアプラネット理事長でもある田中律子さんにお越しいただき、環境に対する取り組みについてトークショーが行われました。
小黒編集長(左)と田中律子さん(右)

まずは、お二人もすでにご覧になったという、第22回TIFF特別招待作品オープニング上映『オーシャンズ』についての感想からトークスタート。
「(作品に登場する)生物で興味を持ったものを調べたら、すべて日本近海の生物で驚いた。その他に印象に残ったのは、カブトガニやウミイグアナなど、太古の生物がいまでも生きているということ。恐竜などが絶滅した地上に比べ、まるで時間軸が違うような印象を受けた。この作品を見ていると、本当に海の大切さが伝わってくる」と小黒編集長。

ご自身もアクアプラネットで、サンゴ礁の保護・再生活動を行っている田中さんは、「『オーシャンズ』のメッセージ性に共感しました。長い年月をかけて美しく成長した海やサンゴ礁でも、埋め立てなどで壊してしまうのは、アッという間にできてしまう。それを壊さずに一緒に生きていくことを考えなければいけないことを作品を通して改めて感じました。ゴミの中で泳ぐ魚や、海底に沈むショッピングカートといったセリフの無い映像が、(セリフが無いからこそ)すごく伝わってきました。このメッセージを感じとって欲しいです。作品を見ることで、何を感じたか、何をすればいいのかといった、会話を広げて欲しいです」と、作品が環境への意識へとつながっていくことを、願っていました。


「ソトコト」最新号で“生物多様性”を特集している小黒編集長は、「“生物多様性”とは、地球という環境に棲む生き物はすべてがつながっているという事。すべてがお互いに連鎖して豊かな環境を保っている。来年の2010年には、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議 (COP10)が開催される予定です。2002年に“種”の絶滅を少しでも止めようと“締約国は現在の生物多様性の損失速度を2010年までに顕著に減少させる”という「2010年目標」が採択されました。その目標年であるのが来年ですが、絶滅している生物の増えるスピードはほとんど減少していないのです」と、地球環境の現状を訴えると、田中さんも「沖縄のサンゴ礁を保護する活動をしていますが、現在、温暖化による水温の上昇など様々な原因が重なり、全盛期に比べると沖縄のサンゴ礁は約80%が死滅しているのです」と、田中さんご自身が一番好きという沖縄の海で起こっていることを語りました。

そこで、我々がいまできることとは?
「環境やエコに対して、“自分は何をできるのだろう?”“何をすればいいのだろう?”という方が多いと思います。あまり深く考えないで、無理なく毎日できること、“シャワーの時、出しっ放しにしない”とか“携帯の充電器をコンセントに差したままにしない”など日常のささいなことを、一日一個でもいいから少しずつでも始めて欲しいです!」と田中さん。
その田中さんのご提案に大きく頷いた小黒編集長は「(ささいなことではないのですが)アフリカの人類発祥の地といわれる場所に行って欲しい。その光景を見れば、人間の遺伝子に大昔から組み込まれている“何か”が呼び起こされるはず。人間同士仲良くやって欲しい」と語りました。沖縄の海を愛する田中律子さん、ケニアにホテルを建てられたという小黒編集長それぞれの環境に対する真摯な思いが伝わってきたトークショーとなりました。

トークショーの後は、お待ちかねの藤澤ノリマサさんによるPREMIUM LIVEがスタート!




時折冷たい風が吹きつけるTIFFparkでしたが、北海道生まれという藤澤さんは、寒さにはへっちゃらのご様子。


会場を震わせるような素晴らしい歌声が、六本木の夜空に響き渡りました。


藤澤ノリマサ OFFICIAL WEBSITE


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