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2009.10.20
[イベントレポート]
永遠の愛は絶対にある! コンペティション部門『永遠の天』:10/19(月)TIFF movie cafe記者会見
10/19(月)、六本木ヒルズ内のTIFF movie cafeにて、コンペティション部門『永遠の天』の記者会見が開かれ、リー・ファンファン監督、出演のリウ・ドンさん、ファン・ミンさん、テー・チェンさん、シー・クーさん、撮影監督のライル・ヴィンセントさんが出席しました。

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左からテー・チェンさん、ライル・ヴィンセント撮影監督、リー・ファンファン監督、リウ・ドンさん、ファン・ミンさん、シー・クーさん


最初に、「はじめまして。私はファンファン。よろしくお願いします」とリー・ファンファン監督が日本語で挨拶。


リー・ファンファン監督

『永遠の天』は、SARS騒動を経た若者たちが苦悩しながら成長していく青春物語。「今回登場している病院のシーンは、できるだけ正確に詳細なところまで描きました。あの頃は、みな右を向いても左を向いてもマスクをしていた。映画はまさにその実態を描いたものです」と、徹底した調査でリアル感を追求したというファンファン監督。

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撮影監督ライル・ヴィンセントさん

ファンファン監督にとって、本作は初監督作品。監督と同じ映画学校出身の撮影監督ライル・ヴィンセントさんは、「やりたいことがはっきりとしていたし、心配は一切なかった」と監督の仕事ぶりを絶賛!

冒頭に流れる故レスリー・チャンの曲について、ファンファン監督は、「この曲は人の孤独感や、どんなコミュニケーションをとってどうやって生きてきたのか、ということを歌っている曲。彼が亡くなったときは本当に悲しかった。1作目の作品にはぜひ彼の曲を使いたかったんです」とレスリー・チャンへの思いを語り、また、「作曲者である谷村新司さんに是非見てほしいです!」とラブコールを送っていました。


リウ・ドンさん

「演じる年齢が幅広かったことが、一番難しかった」と話すのは、ヒロイン役を演じた主演のリウ・ドンさん。「13才の少女時代から30才近くのまでの女性を演じなければならなかったので、私にとって大きなチャレンジでした」

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ファン・ミンさん

ファン・ミンさんは、「実は、夏のシーンを冬に撮ったんです」と撮影中のエピソードを披露してくれました。周りの人は皆冬の服装なのに、僕たちキャストは半袖を着て演技をしなければなりませんでした。そんなときに僕たちは外でシャワーの水をかけられるシーンがありました。あれは本当に寒かった! ブルブルと震えて、その震えが演技に影響するかなぁと思いましたが、何とか乗り切ることができました」


テー・チェンさん

続くテー・チェンさんも、「夏のシーンを冬の一番寒いときに演じないといけなかったので、寒い中で夏の暑いふりをしなければいけなかったので大変でした」と、全く逆の季節の中での厳しい撮影に苦労されたようです。


シー・クウさん

シー・クーさんは20年以上のキャリアを持つベテラン女優。「今回共演した若い方々に学ぶことがとても多かったんです。皆さんの映画にかける情熱を強く感じました。この作品は、本当に純粋な心のこもった素晴らしい映画だと思います」と映画の魅力をアピールされました。

「永遠の愛は存在するのか?」という質問に対して、キャストの皆さんは口を揃えて「絶対に存在する。信じてます!」とコメント。

そして、会見場にはシー・クーさんのご主人の姿も。「私と主人の愛が永遠に続けばいいなぁ」と笑顔でご主人に手を振り、愛に包まれた会見となりました。

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シー・クウさんのご主人(左)、ご夫婦の永遠の愛に拍手を送る監督たち


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