2009.10.21
[イベントレポート]
スコリモフスキ監督、名作『バリエラ』の秘話を語る:10/20(火)
WORLD CINEMA部門でスコリモフスキ監督60年代傑作選として上映された『バリエラ』。1966年の作品のため滅多にスクリーンでかかることがない作品ということと、スコリモフスキ監督が登壇する、ということもあり当日券も即完売。
満員のファンの前で、監督として撮影に至った経緯を語りました。
スコリモフスキ監督:
アンジェイ・ワイダ監督の『夜の終わりに』(1960年)やロマン・ポランスキー監督の『水の中のナイフ』(1962年)などを手掛け、脚本家として活動していた時、とあるきっかけから『バリエラ』の元となる脚本を書き、別の監督が撮影を行っていたのですが、途中から「こういう映画は僕の撮りたい映画じゃない」と辞退しだしたんです。
すると、プロデューサーが「君が続きを撮れ」と言い出し、それを断ろうとすると「脚本が悪いから撮れないのか」とか「国から出資されているから撮影を止めるわけにいかない」とか言われ・・・。私が引き受けることになりました。
そうやって私が撮ることになったのですが、当初予定されていたキャストが気に入らなかったため、あと48時間しかないという状況でしたがもう一度キャスティングをしなおし、スト-リーを決め、ぎりぎりまで話し合い撮影を開始しました。
このように、試行錯誤した中で一番気に入っているシーンがオープニングシーンです。ですので、今の話を思い出しながらオープニングシーンを見ていただければ非常に光栄です。
満員のファンの前で、監督として撮影に至った経緯を語りました。
スコリモフスキ監督:
アンジェイ・ワイダ監督の『夜の終わりに』(1960年)やロマン・ポランスキー監督の『水の中のナイフ』(1962年)などを手掛け、脚本家として活動していた時、とあるきっかけから『バリエラ』の元となる脚本を書き、別の監督が撮影を行っていたのですが、途中から「こういう映画は僕の撮りたい映画じゃない」と辞退しだしたんです。
すると、プロデューサーが「君が続きを撮れ」と言い出し、それを断ろうとすると「脚本が悪いから撮れないのか」とか「国から出資されているから撮影を止めるわけにいかない」とか言われ・・・。私が引き受けることになりました。
そうやって私が撮ることになったのですが、当初予定されていたキャストが気に入らなかったため、あと48時間しかないという状況でしたがもう一度キャスティングをしなおし、スト-リーを決め、ぎりぎりまで話し合い撮影を開始しました。
このように、試行錯誤した中で一番気に入っているシーンがオープニングシーンです。ですので、今の話を思い出しながらオープニングシーンを見ていただければ非常に光栄です。
とてもダンディーなスコリモフスキ監督