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2010.03.19[更新/お知らせ]

第22回TIFF 日本映画・ある視点部門上映作品『掌の小説』が2010年3月27日より上映決定!

2010年3月27日より第22回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門上映作品『掌の小説』の公開が決定しました!

川端康成の短編作品を、坪川拓史、三宅伸行、岸本 司、高橋雄弥、4人の監督が映像化したオムニバス作品です。
3月27日(土)より、東京 渋谷・ユーロスペースにてモーニング&レイトショー。他全国順次公開。

詳しくは、『掌の小説』公式サイト にてご確認ください。

3月27日(土)より上映、渋谷・ユーロスペース ホームページはコチラから
4月3日(土)より上映、名古屋シネマスコーレ ホームページはコチラから

●関連ニュース(第22回TIFFサイトへ)
『掌の小説』舞台挨拶レポート
坪川拓史監督が所属する“くものすカルテット”TIFF Music Liveレポート

掌の小説
©「掌の小説」製作委員会

2010.03.12[更新/お知らせ]

J-WAVE「RENDEZ-VOUS」に矢田部プログラミング・ディレクターが出演します!

3月15日(月)14時からオン・エアされるJ-WAVE「RENDEZ-VOUS 【ランデブー】」に矢田部吉彦プログラミング・ディレクターが出演します!

矢田部プログラミング・ディレクターは13日(土)に開催される「“映画祭”の映画祭! in 39 アート」のトークイベントにも出演します!詳しくはコチラから

放送スケジュールなどの詳細は、「RENDEZ-VOUS 【ランデブー】」ホームページにてご確認ください。
81.3 FM J-WAVE ホームページはコチラ J-WAVE WEBSITE www.j-wave.co.jpから

矢田部プログラミング・ディレクターのブログはコチラから

2010.03.12[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第8回・別所哲也(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第8回は、俳優として、ショートショート フィルムフェスティバル代表として活躍中、TIFF TOYOTA Earth Grand Prix審査委員を第21回から2年連続で務めた別所哲也さんです。


グリーンカーペットについて?
「素晴らしいコンセプトです。映画祭というのは世界に向けて色々な映像がもっている力を通じて様々なメッセージを発信する場所だと思います。この素晴らしい映画祭というお祭りごとの中で、オープニングからこのグリーンカーペットが世界中にメッセージを発信しています。21世紀型の映画祭として、価値付け期間としてではなくて、新たな世界が持っている価値というものが何なのかということを改めて発信している映画祭だと思うのです。
それは、世界中が注目していることだと思いますし、その場にぼくも(TOYOTA Earth Grand Prixの)審査員として、グリーンカーペットを、2年目も歩けたことを非常に光栄だと思っています。」


©2009 TIFF
グリーンカーペットでの別所哲也さん


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.03.08[更新/お知らせ]

第82回アカデミー賞発表!TIFF上映作品も受賞!

3月7日(日本時間3月8日)、第82回アカデミー賞授賞式が開催されました。
各賞の発表が行われ、第22回TIFF上映作品から、クロージング上映作品『カールじいさんの空飛ぶ家』が2部門を受賞、特別招待作品として“スペシャル・プレゼンテーション”を上映した『アバター』は3部門で受賞、追加上映したドキュメンタリー作品『ザ・コーヴ』も受賞となりました。

受賞結果は以下の通りです。

作品賞:『ハート・ロッカー』
監督賞:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』
主演男優賞:ジェフ・ブリッジス 『クレイジー・ハート(原題)』
主演女優賞:サンドラ・ブロック 『しあわせの隠れ場所』
助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ 『イングロリアス・バスターズ』
助演女優賞:モニーク 『プレシャス』
脚本賞:『ハート・ロッカー』 マーク・ボール
脚色賞:『プレシャス』 ジェフリー・フレッチャー
外国語映画賞:『瞳の奥の秘密』(アルゼンチン)
長編アニメーション賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』  ※第22回TIFFクロージング上映作品
撮影賞:『アバター』  ※第22回TIFF特別招待作品(スペシャル・プレゼンテーション上映)
美術賞:『アバター』  ※第22回TIFF特別招待作品(スペシャル・プレゼンテーション上映)
編集賞:『ハート・ロッカー』
衣装デザイン賞:『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
メイクアップ賞:『スター・トレック』
長編ドキュメンタリー賞:『ザ・コーヴ』  ※第22回TIFF上映作品
短編ドキュメンタリー賞:『Music by Prudence(原題)』
作曲賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』  ※第22回TIFFクロージング上映作品
主題歌賞:「The Weary Kind」(『クレイジー・ハート』)
音響編集賞:『ハート・ロッカー』
録音賞:『ハート・ロッカー』
視覚効果賞:『アバター』  ※第22回TIFF特別招待作品(スペシャル・プレゼンテーション上映)
短編アニメーション賞:『Logorama(原題)』
短編実写賞:『The New Tenants(原題)』

2010.03.05[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第7回は、第22回TIFF「アジアの風」部門最優秀アジア映画賞受賞『旅人』のウニー・ルコント監督です。
(※『旅人』は、『冬の小鳥』の邦題となり2010年10月9日(土)より、上映が決定しました!
『冬の小鳥』オフィシャル・サイト:fuyunokotori.com


東京国際映画祭について?
「上映とその後の Q&A が印象に残っています。日本の観客はとても丁寧で、熱心です。映画監督に対する注目度の高さにも感動しました。それと観客になるということも重要なのだと分かりました。いくつかの映画を観る機会がありましたが、他ではなかなか見るチャンスのない映画を観られたのはとてもよかったです。」

受賞について?
「最優秀アジア映画賞をいただけて、とても感激しています。「アジア映画」というと、私は今はフランス人(※ルコント監督は9才からフランスにお住まいです)ですので、ちょっと変な気分ではあるのです。でも、この作品は韓国人のスタッフ・俳優と作りましたから、韓仏合作とはいいつつも、そういう意味では正真正銘「韓国映画」ですね。賞と賞金をいただけて光栄です。とにかく初めての体験ですので、少々面食らっています。」

関連ニュース: 受賞直後の喜びの声! 受賞者記者会見
関連ニュース: ウニー・ルコント監督インタビュー

©2009 TIFF
受賞後フォトセッションでのウニー・ルコント監督


©2009 DCG Plus & NOW Films, GLORIA Films. All rights reserved.


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.03.02[更新/お知らせ]

3月18日(木)よりフランス映画祭2010が開催!

3月18日(木)から 3月22日(月・祝)まで、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズを会場に、フランス映画祭2010が開催されます!

2010年フランス映画祭 団長は、ジェーン・バーキンに決定!

フランス映画祭2010では、ジャン=ピエール・ジュネ監督のハート・ウォーミング・コメディ『ミックマック』(原題)でオープニングを迎え、アルノー・デプレシャン監督の『クリスマス・ストーリー』(原題)、ジェーン・バーキン主演『テルマ、ルイーズとシャンタル』(原題)や、ギャスパー・ノエ監督による衝撃作『エンター・ザ・ボイド』などを上映します!
19日(金)には、2つのオールナイト上映も実施されます。

チケットは好評発売中!
上映スケジュールや作品詳細、最新情報は、フランス映画祭2010 公式サイト



●TIFF矢田部プログラミング・ディレクターが、フランス映画祭のおすすめ作品をブログで紹介!
 矢田部プログラミング・ディレクターブログはコチラから

2010.02.26[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第6回は、第22回TIFF「コンペティション」部門審査員特別賞受賞『激情』のセバスチャン・コルデロ監督です。

東京国際映画祭について?
「グリーンカーペットを歩くのはとてもいい気分でした。グリーンカーペットを採用したのは環境への配慮や変革しなければいけないものへの意識高揚のために非常によいアイデアだと思います。また、東京国際映画祭のスタッフ・ボランティアの皆さんはホスピタリティの心にあふれ、温かくもてなしてくれました。」

©2009 TIFF
TIFF movie cafe記者会見でのセバスチャン・コルデロ監督

©2009 TIFF
審査員特別賞を受賞後の記者会見にて。主演女優のマルチナ・ガルシアさん(左)と

激情
©Telecinco Cinema S.A.U, Producciones Rabia LTDA, Think Studio S.L


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.02.25[更新/お知らせ]

東京・墨田区「橘館」にて“映画祭”の映画祭! in 39 アート開催!TIFF上映作品『ライブテープ』、『三月のライオン』上映!

東京・墨田区京島、墨東エリアにオープンする映画館「橘館」。その本オープンに先駆けてのイベント、「“映画祭”の映画祭! in 39 アート」が2010年3月6日(土)- 14日(日)に開催されます!

第22回東京国際映画祭 「日本映画・ある視点」部門作品賞受賞作『ライブテープ』をオープニング上映!
『ライブテープ』主演のミュージシャン前野健太さんのミニライブ、松江哲明監督とのトークセッションも行われます!
TIFFグリーンカーペットでもギターと歩いた前野さんがどんなパフォーマンスを見せてくれるかも楽しみですね。
前野さんからのグリーンカーペット登場の際のコメントはコチラから

その他、1991年第4回TIFF インターナショナル・コンペティションにて上映された『三月のライオン』などを上映、13日(土)には、国内の映画祭からゲストを迎えての“スペシャルトーク「ビール片手に井戸端会議」”も開催!東京国際映画祭 矢田部吉彦プログラミングディレクターも登場します。

その他の最新情報はHPにてご確認くださいコミュニティシネマ『橘館』ブログ
チラシダウンロードはコチラ(PDF:2.69MB)

詳細
会場:
東京・墨田区京島「橘館」

主催:
橘館実行委員会

開催期間:

2010年3月6日(土)- 14日(日)

上映作品:
『ライブテープ』:3月6日(土)13:00- ※上映後イベント有り
『三月のライオン』:3月7日(日)15:00- ※上映後イベント有り/13日(土)18:00-
『ユリ 愛するについて』:3月6日(土)18:00-/14日(日)13:00-
『3つの港の物語』:3月7日(日)19:00-/14日(土)16:00- ※上映後イベント有り
イベント付き上映以外は500円!

EVENT
・3月6日(土)15:00頃-(『ライブテープ』上映後):オープニングイベント『ライブテープ』 in キラキラ橘商店街
ゲスト:松江哲明(『ライブテープ』監督)、前野健太(ミュージシャン)
料 金:1,500円(映画、ライブ、トークイベント、ワンドリンク付き)

・3月7日(日)17:00頃-(『三月のライオン』上映後):アフタートーク with 『三月のライオン』矢崎仁司監督
ゲスト:矢崎仁司(『三月のライオン』監督)、浅井隆(アップリンク代表)
料 金:1,000円(映画、トークイベント、ワンドリンク付き)

・3月13日(土)15:00-16:30:スペシャルトーク「ビール片手に井戸端会議」
ゲスト:塩田時敏(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)、藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画祭)、
矢田部吉彦(東京国際映画祭)
場 所:キラキラ会館(橘館より 徒歩30秒)
料 金:無料(ワンドリンク付き)

・3月14日(日)18:00頃-(『3つの港の物語』上映後):アフタートーク with 『3つの港の物語』渡辺紘文監督
ゲスト:渡辺紘文(『3つの港の物語』東京編監督)、榎田竜路(同映画プロデューサー)、土岐千尋(ミュージシャン)
料 金:500円(映画、トークイベント、ワンドリンク付き)

※イベント時間・会場等は変更の可能性があります。詳しくは「橘館」ホームページにて最新情報をご確認ください。

【橘館とは】
橘館は、2009年17組のアーティストが参加して墨東エリア(*1)で行われたアートイベント「墨東まち見世2009」を引き継ぐ形で誕生します。
かつてこの地域には、いくつもの映画館があり、日活向島撮影所や高松プロダクションの撮影所があるなど、映画とゆかりの深い土地でした。しかし、現在映画館は一つも残っていません。そこで、地元の人達や映画好きな人達が集い、映画制作者達と身近に話が出来るような場所として、「コミュニティシネマ橘館」はオープンします。
続々とシネコンが増えている昨今、大きなスクリーンも奇麗な椅子も無く、人々の触れ合いを第一に考え、映画を上映すること自体をアートと捉え、地元から発信していく一風変わった手作りのコミュニティシネマが橘館です。
昭和の雰囲気満載の商店街の真ん中に出来る映画館なだけに、映画を観に来るだけではなく、町全体を楽しめるのも魅力の一つです。
(*1)隅田川と荒川、北十間川によって囲まれた墨田区の北半分を占める地域


コミュニティシネマ『橘館』ブログは コチラ から
『ライブテープ』: 公式サイトはコチラ から
前野健太さんの公式サイト 前野健太/maenokenta.comはコチラ から

ライブテープ
©Tip Top 2009

2010.02.24[更新/お知らせ]

大阪府吹田市・国立民族学博物館にて、第21回TIFF 東京 サクラ グランプリ作品『トルパン』が無料上映!

大阪府吹田市・国立民族学博物館にて、2010年2月27日午後1時半より第21回東京国際映画祭 東京 サクラ グランプリ受賞作品『トルパン』の無料上映が行われます!

国立民族学博物館にて、毎月開催されている「みんぱくワールドシネマ」の一環として上映が行われます。
当日は午前10時から整理券を配布、午前10時~午後13時まで、中央アジア展示場にて、映画の舞台になっているカザフスタンに関連して、研究者による解説も行われます。
映画も楽しめて、「カザフスタンの牧畜生活」についての勉強も出来る、この貴重な機会をどうぞお見逃しなく!

詳しくは、国立民族学博物館サイト にてご確認ください。

トルパン


●関連ニュース(第21回TIFFサイトへ)
『トルパン』:グランプリ受賞後の舞台挨拶の模様
『トルパン』:グランプリ受賞後のフォトギャラリー

2010.02.19[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第5回・ユ・ジテ(コンペティション審査委員)

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第5回は、コンペティション部門の審査委員を務めた、俳優だけでなく監督業にも活躍の場を広げているユ・ジテさんです。

グリーンカーペットについて?
「グリーンカーペットというのは、固定観念を打ち破るひとつのきっかけ、機会になったと思います。そしてまた環境とグリーンという色がうまくかみあっていたと思いました。」

©2009 TIFF
コンペティション部門審査委員記者会見の際のユ・ジテさん

©2009 TIFF
コンペティション部門審査委員の皆さん(右から2番目がユ・ジテさん)


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.02.18[更新/お知らせ]

第4回映画批評家プロジェクトの表彰式が行われました。

2010年2月16日、東京国際映画祭事務局にて、第4回映画批評家プロジェクトの表彰式が行われました。
今回、佳作に入賞した藤澤貞彦さん、深谷直子さん、古川 徹さんの3名に、審査委員の品田雄吉さん、土屋好生さん、明智惠子キネマ旬報編集長からそれぞれ表彰状が授与されました。


今回の受賞者の皆さんは、映画祭期間中たくさんの作品をご覧になったそうですが、いずれも1作品に絞った批評文をご応募いただきました。
3回目の応募で見事初受賞となった深谷さんは、“今回批評を書いた作品『エイト・タイムズ・アップ』(七転び八起き)に通じる、あきらめない、という気持ちで書けました。いつも余裕がなく、複数(の批評)を送る、ということが出来ないので、それを克服することが今後の自分の課題でしょうか(笑)。”と喜びの中にも意欲を伺わせ、こちらも初受賞の藤澤さんは、“今回は『イースタン・プレイ』の批評を書きました。作品を観る前にブルガリアの歴史の本を読んでいました。たまたまでしたが、これは生かせるかもと思い、批評を書いてみました。”と、鋭い洞察の批評となった秘密を披露していただきました。3回目、貫禄の受賞となった古川さんは、昨年も変わらずたくさんの作品を鑑賞されたそう(前回の表彰式では200本以上鑑賞とコメントをいただきました)。お仕事と鑑賞の合間にはご自身で短編映画の制作も行われているとのことでした(フィルムへの熱い想いもお聞かせいただきました!)。そんな古川さんの“映画”に対する情熱が、批評にも生かされているようです。

懇親会では、明智編集長から「キネマ旬報」(受賞者の皆さんは毎号購読されているとのこと)に対する逆取材が行われたり、3D映画の話題まで広がり、今回も大いに盛り上がりました。


第4回批評家プロジェクト受賞者の皆さん。左から深谷直子さん、藤澤貞彦さん、古川 徹さん

受賞者の入賞作品はコチラから

2010.02.18[更新/お知らせ]

<第4回映画批評家プロジェクト 結果発表>

<第4回映画批評家プロジェクト 結果発表>

 第4回映画批評家プロジェクトの受賞作品が決定いたしました。
 今回は前回を上回る、大勢の皆様からの応募をいただき、大変ありがとうございました。皆様からの映画に対する情熱を強く感じました。皆様への感謝の気持ちと共に、このプロジェクトをより意義のあるものにするべく、今後も取り組みを行ってまいります。
受賞された方はもちろん、惜しくも受賞を逃された方にも、またぜひ次回もチャレンジして頂ければと思います。
 今回は審査の結果、佳作3名を選出いたしました。
 今後の皆様のご活躍を願うと共に、応募して下さいました皆様に心より感謝いたします。
東京国際映画祭事務局 映画批評家プロジェクト一同  



<第22回東京国際映画祭 映画批評家プロジェクト>

審査委員: 品田雄吉、土屋好生、明智惠子(キネマ旬報編集長)

表彰式の模様はコチラから

<第4回映画批評家プロジェクト 結果発表>

佳作:
藤澤貞彦 Sadahiko Fukazawa 『イースタン・プレイ』
深谷直子 Naoko Fukaya 『エイト・タイムズ・アップ』
古川 徹 Toru Furukawa 『ストーリーズ』
※クリックすると、各受賞作をお読みいただけます。これから作品をご覧になる方は、内容に触れている箇所がありますのでご注意ください。
※受賞者アイウエオ順


◆佳作 
『イースタン・プレイ』  藤澤貞彦

無機質で、殺風景な団地の群れに朝日があたる。その前方に広がる荒地の前に兄弟が佇む。ここに高層ビルの群れが建つという。「ぼくらが慣れ親しんだこの風景も、もうなくなっちゃうんだ」子供の時分から何度ふたりでこの風景を見つめ続けてきたのだろう。ブルガリアは21世紀に入り、待望のEU加盟を果たしたとはいうものの、一方で貧困と失業が大きな問題となっている。彼ら取り残された人たちにとって、街の発展は豊かになることではなく、単に親しんだ風景を失くすことを意味しているに過ぎない。この作品は、全編そうした彼らの閉塞感で満たされている。しかしながら、ここから抜け出すための兄弟のベクトルは逆方向へ向いている。人は行き場所を見失ってしまった時、暴力に向かうことがあるのだが、弟は外に、兄は内へと向かっている。弟は、継母と怒りっぽい父親と暮らす家、この愛のない家で単に子供っぽい反抗を試みるのが精一杯だ。家の食べ物の「味が薄い」と感じるのは、舌が合わないということであり、彼の居場所がそこにないことを意味している。そして自分自身を肯定できないまま、人に引きずられネオナチ集団に入ってしまう。一方、画家でありながらドラッグ中毒治療中で、つまらない仕事に出る以外は、酒に溺れる日々を送る兄は、自分自身を否定し恋人をも冷たく突き放す。彼女と洒落たレストランで夕食を共にしても、ひとり「味が薄い」と感じている。そのことは、もはやふたりで共有できるものが何もないことを意味すると、繊細な彼は気がついている。
そんな兄弟が久しぶりに再会したのは、皮肉にもあるトルコ人家族を通じてである。弟は彼らを襲ったネオナチ集団のひとり。偶然通りかかった兄は、そこに弟がいるとも知らず、彼らを救おうとして逆に殴り倒される。今ブルガリアでは、反トルコ人感情が高まり、こうした事件が後を絶たないという。かつてオスマン帝国に500年近くもの長きにわたり直接統治されていたブルガリアが独立したのは、19世紀後半になってから。根強く残る反トルコ人感情が、フラストレーションが溜まった人々の間に噴き出してくるのも無理はない。そのことに気が付かず、のんびり街を楽しんでいたトルコ人の旅行者は、やはりかつての支配者側の人間なのだ。ネオナチ集団がそんな彼らを襲ったこと、ここに他のヨーロッパとは違うブルガリアならではの、トルコ人への複雑な感情がにじみ出ている。
しかしながら、兄弟のこの偶然の再会は、そんな状況を僅かずつではあるが変えていくことになる。それは兄の弟への愛である。家からもネオナチ集団からも抜け出せなかった弟は、事件後、兄から温かい言葉をかけてもらったことによって転機を迎える。一方、兄自身も事件で知り合ったトルコ人少女へ愛を見出すことによって、生きる力を取り戻していく。そのトルコ人少女が、どこか自分を別の世界へ連れて行ってくれる、そんな期待を持ったのかもしれない。暴力は、自分自身を傷つけていくことに過ぎず、深みにはまっていくばかり。一方愛は、勇気を与えてくれる。ネオナチから脱退する弟の勇気、酒浸りになるのをやめ、再び生きはじめる兄の勇気。ラストたどり着いたイスタンブール、ボスフォラス海峡の景色の何と明るいこと。そこに確かに希望が感じられる。ブルガリアの人々が抱える現代の閉塞感、これを打破するのにトルコ人に敵対していてはいけない。それは為政者たちのスケープゴートの罠に陥ることを意味する。こんな今だからこそ人々の友愛の気持が大切、兄弟の物語を通じそんな願いが作品に込められているようだ。


◆佳作 
『エイト・タイムズ・アップ』  深谷直子

フランス映画らしく小洒落たアニメーション仕立てのオープニングに続くのは、若い女性が就職のための面接を受けているシーン。英語力が必須の外資系の会社で、当然彼女の履歴書にも英会話が得意、と書いてあるらしい。だが面接官から英語で質問を受けると、聡明そうな美人はみるみる半べそ顔になり、しどろもどろで言い訳をし始める……。できもしないのに大風呂敷を広げ、それが露見したときの顔から火が出るような恥ずかしい思いはきっと誰にもあるもの。身につまされながら、ああ、愚かしいなあ……、と、キュートな主人公の軽率さを笑う。
ここまでのテンポよい展開に、この作品を若いから許される猛進型女のコを描いたコメディかな、と思って見ていくと、徐々に明らかになる彼女の切羽詰った状況に驚かされることになる。離婚していて息子の親権も元夫に取られ、ひとり暮らし中。資格がないため定職に就けず、パートの仕事を掛け持ちしてなんとか食いつないでいる。だが家賃の滞納でアパートもいよいよ追い出されそう……。快活そうに見えながらも、実は人と交わることが苦手でこらえ性もない、ダメな三十路女性だった。
しかしそうと分っても彼女エルザはどこか魅惑的だ。めまぐるしい社会に適応できず、半分宙に浮いたような状態ながら、凛とした自分を持っている。世界的な経済恐慌で、どうしたってこぼれ落ちる人はいる。でもそれで崩壊してはいけないのだ。頭を低くしてやり過ごしながら、自らと向かい合っていくことが大事なのだ。
似たような境遇の隣人マチューとの交流も、彼女に変化をもたらしていく。マチューと出会ったばかりのころ、元夫の家でのディナーに招かれた彼女は、彼にエスコートを頼んで出かけた。だが単にひとりで行って恥をかきたくないという打算的な気持からだった。元夫とふたりになるとマチューを恥じるようなことを言い、一方でマチューに対しては夫のつまらなさを詫びる。だが男性たちは互いを気に入っていたようであり、エルザのコミュニケーション力の薄さが際立つシーンだった。
だが境遇がハードになるほどに、彼女は少しずつ成長していく。密入国者の仕事仲間が倒れれば、なんとか救おうとするし、自意識過剰のあまり撥ねつけてしまっていたマチューと、家を失った者同士森の中で穏やかな時を過ごすさまは美しい。圧巻は息子との海での出来事だ。どうしても手に入れたかった仕事の口を断られ落ち込む彼女は、母を励まそうと海からボール投げに誘う息子を疎ましがり、あらぬ方向に投げ返して、危うく彼を溺れさせそうになる。だがそこで、我に返り、救い出した息子を力いっぱい抱きしめるのだ……。彼女の殻が破れた瞬間。奇跡に立ち会った、と思うほど、生々しい激情の迸りがあった。
この作品のタイトルは、日本のことわざ、「七転び八起き」から取ったという。本当にエルザは落ちて落ちて、どん底を見た。でも起きるときには少しずつ前進しているというのが、見る人を励ましてくれる。ラストシーンで彼女は仕事を得ているけど、きっとすぐに失うだろうことも予感させる。それでも彼女の表情は今までにはない晴れやかさだ。仕事に就ける自信、人を愛せる自信を得たから……。
エルザを演じたジュリー・ガイエが素晴らしかった。水のようにしなやかな、不思議な存在感を放っていた。低い方へ低い方へサラサラ流れても、毅然とした透明感に満ちている。彼女なくしてこの作品はなかったであろう。今作ではプロデューサー業も務めた彼女だが、この絶妙な現代的感覚が、これからのフランス映画をおもしろくしてくれそうな気がしている。


◆佳作 
『ストーリーズ』  古川 徹

観る側にも痛みを共有させる映画である。映画が始まると、手持ちカメラによる映像の揺れに不安を駆り立てられる。フォーカスが多少ズレても、カメラは執拗なまでにクローズショットで被写体を追い続け、その内面に切り込む機会を窺う。役者とカメラの息詰まる駆け引きにより濃密な空気が漂う。
冒頭の場面で、心理療法の受診者ロサリオは、自らの人間関係をフィギアを用いて示し、同時に映画の人物相関図が観客に提示される。そしてロサリオが倦怠期を迎えた主婦であること、彼女が心理療法を受けなければならない理由が、死産によるトラウマにあることが端的に明かされる。心理療法のルールに従って死者のフィギアを倒すわずかなアクション、その指先からこぼれる心の痛みをカメラは逃さずに捉える。
手持ちカメラを駆使したストイックな映像表現は、かつてラース・フォン・トリアーが牽引したムーブメント「ドグマ95」の記憶を喚起する。やや時代錯誤の感も否めないが、硬質な映像で綴られる物語には、「ドグマ95」へのリスペクトやノスタルジーの類には留まらない気高さを感じる。特筆すべきは、劇中劇との多重構造により表現することへの独自のスタンスを提示している点である。
ロサリオは不安を吐き出すように小説を書いている。その作品が劇中劇としてモノクロ映像で綴られる。そこには実体のない恐怖に苛まれ不眠症に悩む彼女の不安が暗い影を落としているが、余白が大きく物語を構成するに不可欠な要素が欠落している。
しかし、自らの痛みと向き合い、不安を克服したロサリオが執筆する物語は秀逸である。あらすじは次の通りだ。身重の画家に、ある老婆が8歳の孫の肖像画を依頼する。しかし彼女の孫は父親と共に交通事故で既に他界していた。しかも孫の近影は残っておらず、38歳の父親の写真から30歳若返らせて孫の絵を描いて欲しいと無理難題を言う。途方に暮れる画家だったが、やがて想像力を駆使して38歳から数段階に分けて8歳まで肖像画を若返らせる作業に挑む。
このデッサンの場面が圧巻である。冒頭からスクリーンにネガティブな作用を及ぼした映像の揺れが、画家に正のエネルギーを吹き込むことにより躍動感に転調する。小気味よい編集と画面の揺れが刻むリズム感が、画家の高鳴る胸の鼓動と重なり、小説を書くロサリオ、映画の作り手、そして映画を観る自分自身の鼓動と共鳴する。
やがて画家はその豊かな想像力と情熱によって奇跡を産み出し、息子と孫を同時に失った老婆の心に一筋の光を灯す。絵を描くこと、小説を書くこと、映画を撮ること、総じて表現することは何と崇高な作業なのだろう。小説の主人公、それを書く映画の主人公、それを撮る映画作家、それぞれの表現することへの情熱が渾然一体となって心を激しく揺さぶる。
表現することによって他人を感動させるなど、人間の想像力が産み出した奇跡かもしれない。映画を撮ることも極めて崇高な作業であり、それ故に作り手の責任は重い。表現する者が「産みの苦しみ」を負わなければ、鑑賞する者に本当の感動は与えられない。本作のマリオ・イグレシアス監督は、想像力を駆使して真摯に映像表現と対峙し、画家が絵筆を揮うように、小説家がキーボードを叩くように、彼はフィルムを廻すことによって、観る者の心に一筋の光を灯した。
観る側に痛みを強いるだけでなく、再生の喜びをも共有させる映画である。

2010.02.12[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第4回・前野健太

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第4回は、第22回TIFF「日本映画・ある視点」部門作品賞受賞、松江哲明監督作品『ライブテープ』に主演、ミュージシャンでもある前野健太さんよりコメントをいただきました。

グリーンカーペットを歩いて?
「ギターを持って、サングラスをして歩きました。観客の皆さんからのすごくあたたかい声援や、手を振ってくれたりしたことが、すごくうれしかったです。歌は歌わなかったのですが、ギターを鳴らしながら歩けて、すごく楽しく歩かせていただきました。」


『ライブテープ』: 公式サイトはコチラ から
前野健太さんの公式サイト 前野健太/maenokenta.comはコチラ から

©2009 TIFF
グリーンカーペット登場時の『ライブテープ』チーム(左から前野健太さん、長澤つぐみさん、松江哲明監督)

ライブテープ
©Tip Top 2009


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.02.05[更新/お知らせ]

米・サンダンス映画祭にて第22回TIFFコンペティション部門上映作品『ボリビア南方の地区にて』が、2つの賞を受賞!& 独・ベルリン国際映画祭パノラマ部門にて上映決定!

アメリカ・ユタ州、パークシティにて開催されたサンダンス映画祭2010にて、第22回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品『ボリビア南方の地区にて』が、2つの賞を受賞しました!

『ボリビア南方の地区にて』は、World Cinema Dramatic Competition部門にて上映され、

ウォルド・ソルト脚本賞:フアン・カルロス・ヴァルディヴィア『ボリビア南方の地区にて』
ワールドシネマ・ドラマ部門監督賞:フアン・カルロス・ヴァルディヴィア『ボリビア南方の地区にて』

上記の賞を受賞しました。

サンダンス映画祭 公式サイト http://festival.sundance.org/(海外サイト)
さらに、ドイツ・ベルリンにて開催されるベルリン国際映画祭、パノラマ部門での上映も決定しました!
ベルリン国際映画祭 公式サイト http://www.berlinale.de/(海外サイト)

第22回TIFFでの『ボリビア南方の地区にて』上映後のQ&Aレポート
リレーコメントに寄せられたフアン監督コメント

ボリビア南方の地区にて
©Cinenómada

2010.02.05[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第3回は、監督作『ボリビア南方の地区にて』のフアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督よりコメントをいただきました。


グリーンカーペットについて?
グリーン・カーペットがこんなにすばらしいとは想像していませんでした。感動して、わくわくしました。カメラのフラッシュが眩しくて。着飾った美しいスターたちもいましたし、とても楽しい経験でした。

日本について?
日本は魅力的な国です。ちょっとカルチャーショックを起こすくらい、ボリビアの文化・社会とはかけ離れています。日本の文化は、歌舞伎に見られるように、非常に洗練されていると思いました。


サンダンス映画祭2010にて『ボリビア南方の地区にて』が、2つの賞を受賞しました! 詳しくはコチラから
フアン監督、おめでとうございます!
©2009 TIFF
Q&A参加時の笑顔のフアン監督

ボリビア南方の地区にて
©Cinenómada


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.02.03[更新/お知らせ]

第22回TIFFコンペティション部門上映作品『台北に舞う雪』が、2010年2月20日より公開決定!

第22回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品『台北に舞う雪』が、2010年2月20日より東京・シネスイッチ銀座にて公開決定しました!

『山の郵便配達』('95)が日本でも大ヒット、2003年の第16回TIFFでは『故郷の香り』が東京グランプリと優秀主演男優賞を受賞、2008年の第21回TIFFではコンペティション国際審査委員をつとめたフォ・ジェンチー監督。
そのフォ・ジェンチー監督による、美しくせつないラブストーリーの公開が決定しました。
2月20日(土)より、東京・シネスイッチ銀座、大阪・梅田ガーデンシネマ、名古屋・伏見ミリオン座にて、その他全国順次ロードショー!

上映スケジュール等は下記よりご確認ください。
『台北に舞う雪』 公式サイト http://taipei-snow.jp/

第22回TIFFでの記者会見レポート

台北に舞う雪
©2009 北京博納影視文化交流有限公司/「台北に舞う雪」製作委員会/博納影視娯樂有限公司


2010.01.29[更新/お知らせ]

第21回TIFFコンペティション部門上映作品『コトバのない冬』が、2010年2月20日より公開決定!

第21回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品『コトバのない冬』が、2010年2月20日より東京渋谷・ユーロスペースにて公開決定しました!

渡部篤郎初監督作品となる本作は、TIFFでの上映の他にも、香港国際映画祭やバルセロナ アジア映画祭、台北金馬映画祭にて上映が行われました。
国内での公開を待ち望む声が高まりを迎えた2010年、ついに公開となります。この機会をどうぞお見逃しなく!

第21回TIFFでの上映時のレポート(第21回TIFFサイトへ)

上映スケジュール等は下記サイトよりご確認ください。

『コトバのない冬』 公式サイト
東京・渋谷 上映館 ユーロスペース サイト

コトバのない冬
©2010 Laetitia,Inc.


2010.01.29[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第2回・松江哲明監督

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第2回は、監督作『ライブテープ』にて、第22回TIFF「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞した松江哲明監督よりコメントをいただきました。


東京国際映画祭に参加したことについて?
ぼくらが(インディペンデントで)作っている、(メジャー作品に比べて)小さな映画が映画という点で評価されて、映画祭に呼んでいただけて、大きなメジャーな映画と一緒に上映されるということはすごくうれしいことでした。


グリーンカーペットについて?
グリーンカーペットというところで自分がゴールまで歩けるのかという心配がありました。本当に緊張で倒れそうになっていました。でも、キャストの前野健太さんと長澤つぐみさんが一緒に歩いてくれたので、なんとかゴールまで行けました。僕には映画を作ることだけが、精一杯なので(笑)。

『ライブテープ』:公式サイトはコチラから

©2009 TIFF
受賞後の松江監督の笑顔


©Tip Top 2009


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン

2010.01.26[更新/お知らせ]

大阪アジアン映画祭2010にてヤスミン監督追悼上映が決定しました!

大阪アジアン映画祭2010が、ABCホール、大阪歴史博物館ほかを会場に、2010年3月6日(土)から14日(日)まで開催されます!

大阪アジアン映画祭

今年で5回目を迎える大阪アジアン映画祭。
オープニングでは、ジョニー・トー監督をゲスト(予定)に迎え、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』を日本初上映。クロージングではキム・テシク監督による日韓合作作品『東京タクシー ディレクターズ・カット版』が上映されます。
ほかにも、『チョコレート・ファイター』のジージャー・ヤニン主演第2作『ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく』、マレーシア映画祭2009にて最優秀作品賞を含む5部門を受賞した、ピート・テオ出演作『パパドム ~パパの味~』などが上映されます。

そして、3月10日(水)~14日(日)には、【関連企画】ヤスミン・アハマド監督追悼特集を開催。
遺作となった『タレンタイム』(第22回東京国際映画祭上映作品)、『ムアラフ-改心』(第22回、第21回TIFF上映作品)、『ムクシン』(第19回TIFF上映作品)、ヤスミン監督最後の出演作品となったホー・ユーハン監督作品『心の魔』(第22回TIFF上映作品)の4作品が、シネ・ヌーヴォ(九条)にて上映されます。

詳細は、大阪アジアン映画祭2010:上映作品詳細ページ にてご確認ください。

そのほかの上映作品、最新情報は
大阪アジアン映画祭2010 公式サイト にてご確認ください。

『タレンタイム』

Primeworks Studios Sdn Bhd





2010.01.21[更新/お知らせ]

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(コンペティション審査委員長)

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第1回はコンペティション審査委員長を務めたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥさんよりグリーンカーペットについてコメントをいただきました。


私はグリーンカーペットには環境問題や世界をきれいにする取り組みへの義務意識や責任感が込められていると思います。私はこの映画祭の発想を数百人、数千人に伝えることは優れた考えだと思いますし、すばらしい意思表示だと思います。新たな世代に環境を改善する意識を持ってもらう意味でも、この努力は非常に価値があるものだと私は考えます。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(監督/コンペティション審査委員長)
©2009 TIFF


リレーコメント・まとめ:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン
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KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。
未来をつくるケイリンの補助事業「RING!RING!プロジェクト」
第21回 東京国際映画祭(2008年度)